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息が苦しくて、胸が大きく上下しました。
わたしの口の周りは、お兄ちゃんの唾液でべとべとでした。
生臭いようなその匂いに、頭の芯がしびれました。
お兄ちゃんの手が、うなじから肩を揉みほぐすように動きました。
両手でわたしのパジャマのボタンを、ゆっくり外していきます。
薄く目を開けると、お兄ちゃんは体を起こして膝立ちになっていました。
わたしは恐れと期待の入り混じった濃密な気持ちで、時を待ちました。
胸があらわになると、しっとり汗でしめった肌に寒さを感じました。
視線を感じて、わたしは両腕を交差させ、胸を隠しました。
「見たい。いやか?」
とっさに声を出して、返事をすることができませんでした。
わたしは言葉を忘れてしまったようでした。
お兄ちゃんに両手首を掴まれました。
すると、わたしの腕から力が抜けてしまいました。
わたしはバンザイをするような恰好をさせられました。
「胸……小さくてごめんなさい」
思うより先に、わたしはそう口にしていました。
「ばか」
わたしが耳にしたなかで、一番優しく響いた「ばか」でした。
お兄ちゃんの顔が見えなくなって、胸の先端に温かさが生まれました。
お兄ちゃんがわたしの乳首に、キスをしていました。
わたしはくすぐったさと恥ずかしさに、身もだえしました。
でも両手首を押さえられているので、背中を浮かせるしかありません。
脳天から腰まで、背骨に沿ってしびれが駆け抜けました。
「ああぁっ……」
お兄ちゃんがわたしの手首を自由にしました。
大きな手のひらとぬるぬるする舌で、わたしの両胸をいじめます。
わたしは両手をどうしたら良いかわからなくなって、
お兄ちゃんのパジャマのズボンを握りしめました。
腰の奥が熱の塊になって、汗と汗でないもので、お尻まで濡れました。
未知の恐怖に押し流されそうになって、わたしは声を挙げました。
「……まって……お兄ちゃん」
お兄ちゃんの手と口が離れて、べとべとになった胸がすーすーしました。
「どうした? 痛かったか?」
「そうじゃなくて……お兄ちゃんも脱いで」
お兄ちゃんはまだ、パジャマを着たままでした。
ちりちりするような恐れから逃れるために、
わたしは素肌と素肌でじかに触れ合いたかったのでしょう。
お兄ちゃんはベッドから下りました。
お兄ちゃんも、少し息が荒くなっていました。
横目で見ていると、パジャマの上着と、白いシャツを脱ぎ捨てました。
パジャマのズボンの前は、信じられないほど盛り上がっていました。
お兄ちゃんは脱ぎにくそうに腰を引いて、
ズボンとパンツを一緒に下ろしました。
わたしが口をあんぐりと開けて見つめると、お兄ちゃんは苦笑しました。
「そんなに見るなよ」
「…………」
性交がどういうことかぐらいはわたしでも知っていましたけど、
あの大きさのものを受け入れるのは、物理的に不可能だと思いました。
わたしが何と言っていいかわからずにいるあいだに、
お兄ちゃんはまたベッドに上がってきました。
わたしはパジャマをすっかり脱がされました。
胸と胸を密着させて、お兄ちゃんが頬ずりしてきました。
お兄ちゃんの背中に腕を回して、ぎゅっと抱きしめました。
お兄ちゃんの背中は硬くて、ざらざらしていました。
少し冷えかけていた肌が、あたたまってきました。
2人ともしばらく、そのままじっとしていました。
耳元で、お兄ちゃんが囁きました。
「あったかいな……」
「うん……」
わたしの太股に、お兄ちゃんの硬いものが当たっていました。
そこだけ、あたたかいというよりむしろ、熱いぐらいでした。
お兄ちゃんの手が、わたしの背中やお尻をまさぐりました。
胸やお腹がこすれ合って、しっとりと汗をかきました。
甘いような、酸っぱいような熱気が、立ち込めていました。
胸が押しつぶされて痛みを覚えましたけど、
もっと近づきたくて、近づきたくて、しようがありませんでした。
ひとつに溶け合えたら良いのに、と思いました。
お兄ちゃんがわたしの耳を舐めました。
「ひぁっ……」
わたしはビクンと痙攣して、お兄ちゃんにしがみつきました。
お兄ちゃんは調子に乗って、耳を口に含んでしゃぶりました。
「あっ……や…めて……」
わたしが首をのけぞらせて逃れると、首筋を舐められました。
お兄ちゃんの太股が、わたしの股を割りました。
わたしの股間を、お兄ちゃんの手のひらが包みました。
わたしのあそこは、もうあふれるほどに濡れていました。
わたしはとっさにお兄ちゃんの手を掴んで、振り払おうとしましたが、
力が入りません。
指の腹でこすられて、体ががくがく震え、軽く達してしまいました。
こんな感じになっちゃうのか…最後まで読むけど…
2015-07-20 02:24:02 (9年前)
No.1
うーんちょっと……
2016-05-03 18:56:19 (8年前)
No.2
あー....
2017-04-12 13:23:42 (7年前)
No.3
むしろ待ってたわ
2017-07-23 11:03:00 (7年前)
No.4